2022年にMac mini (mid 2011)へWindows 10をインストールした記録
個人的メモ。
インストールする環境
ハードウェア
Mac mini (mid 2011)にはいくつかのモデルがあるが、試したのはこれ。
CPU: Intel Core i5 2520M
GPU: Radeon HD 6630M (見かけ上無効化されているが、Intel HD Graphics 3000もある)
macOS側
High Sierraだったが、Boot campアシスタントは使わなかった。
そして、今回はmacOSは削除することにした。
Windows
Windows 10 Pro 20H2
前準備
WindowsのISOイメージ入手とUSB起動ディスクの作成
2022年2月現在、20H2のISOファイルはMicrosoftのサイトから直接ダウンロードできないため、Rufusを使って入手する。
Rufusが生成するリンクはMicrosoftサーバー上のものなので安心。
ダウンロードしたISOはRufusでUSBメモリに書き込んでおく。
Boot camp Support Software (ドライバ)
Google検索すると「5.1.5621」を紹介しているサイトが引っかかるが、igdkmd64.sysがsystem_thread_exception_not_handledでブルースクリーンを連発してしまった。
いろいろ試したところ、うちのハードウェア構成だと正常に動くのは「5.0.5033」だった。
Boot Camp Support Software 5.0.5033 (日本)
ダウンロードしたzipを展開し、内容物をUSB起動ディスクのドライブ直下に配置する。
これを行っておくと、Windowsのインストール時にインストーラーが自動的に走る。
Mac miniのブートメニューを呼び出す方法の確認
Mac mini (mid 2011)の場合、Altキーを効かせるためにはヘッドホン端子に一番近いUSB端子にキーボードを接続する必要があった。USBハブなどは経由させず、ほかのUSBポートには何も挿さないこと。
参考リンク: How do I get into boot options with a non-mac keyboard? - Ask Different
インストール手順
詳細は割愛。
ブートメニュー経由でUSB起動ディスクからWindowsのインストールを始める。
パーティション選択画面では(macOSが入っているものを含めた)すべてのパーティションを削除し、全領域に対してボリュームを作成。
※macOSを生かしておきたい場合は、macOSを起動してディスクユーティリティからFATのパーティションを作成しておき、インストール時にそのパーティションを指定すればよい
Windowsの初回ログイン時にBoot campのインストーラーが起動してくるのでインストールを進める。再起動を促されたら再起動する。
Windows Update画面から20H2のアップデートを開始。
動かないもの
Radeon HD 6630M(デバイスが動作を停止してしまうのでドライバインストールに失敗する。はんだクラック現象を踏んでいる個体かもしれない)
適用してはいけないアップデート
Windows Update経由のIntel HD Graphics 3000ドライバ更新(Windowsが再起動ループに陥ってしまう)
詳しいやり方は「Windows Update からドライバーを除外する」でググる。