リモートデスクトップ切断後にログイン画面にしない方法
概要
課題
リモートデスクトップで作業したあと、Steam Remote Playがうまく起動しない状態になる。
Steam Remote PlayはPCにログインしていることを要求するのだが、リモートデスクトップの切断時にログイン画面の表示になってしまうことが理由。
実現したいこと
リモートデスクトップの切断後にログイン画面ではなく、ログインした状態のデスクトップ画面にしたい。
解決方法(コマンドでログインする)
リモートデスクトップを切断するときに、通常通りに切断するのではなく次のコマンドを実行する。
※管理者権限のコマンドプロンプトかPowerShellを開いて行うこと
tscon 1 /dest:console
なお、パスワードがある場合は↓のようにする。
tscon 1 /dest:console /password:自分のパスワード
このコマンドが行っていること
ローカルPCにログインしている。結果として、リモートデスクトップユーザーは追い出される形で切断される。
ローカルでログイン状態になる(デスクトップ画面がディスプレイに表示される)ため、Steam Remote Playは正常に動作する。
より実用的にする
バッチファイルにコマンドを書き、バッチファイルのプロパティから管理者権限として実行するようにしておく。以後は、その切断する代わりにそのバッチファイルを実行すればよくなる。
解決方法(再起動させて自動ログインを行う)
リモートデスクトップの切断をWindowsの再起動に置き換える方法。事前に自動ログインの設定を行っておくことで、再起動時にログインが行われる。
自動ログインの設定については、パスワードが暗号化されるAutoLogonを使うとよいだろう。提供元はMicrosoftなので安心して実行できる。
同様の手順を紹介しているページではcontrol userpasswords2を使うように案内されていることがあるが、その方法ではパスワードが暗号化されないので危険だ。
このコマンドの問題点
自動ログインの設定はリモートデスクトップの切断時に関係なく有効なので、PCの電源を入れるだけでログインしてしまうセキュリティ上の懸念がある。